PROFESSIONALS
代表講師紹介
受講生の皆さんは未来の「同僚」です
日々多くの通訳案件に携わっていると、仕事と真剣に向き合っている自分自身が生き生きとしているように感じます。緊張感の漂う現場ではプレッシャーを感じることもありますが、時折自分の通訳がメディアで使用されているのを目にすると、通訳者という役割の重要性を改めて痛感します。通訳者をやっていなければこのような大きなやりがいを感じることはなかったかもしれません。
そういった経験を活かして、インタースクールでは講師も務めていますが、わたしは皆さんを「受講生」ではなく、未来の「同僚」だと思っています。これまで大勢の受講生や修了生の皆さんと現場で一緒に通訳をしてきましたが、かつて授業で向き合った方々のパートナーとなって実際に通訳をする時が、皆さんの成長を実感できるとても嬉しい瞬間です。講師一同、皆さんと一緒に仕事ができる日を楽しみにしています。
これからプロ通訳者をめざす方へのメッセージ
プロとして今後10年、20年、30年と第一線で活躍していくためには、「強靭な言語運用能力」が必要です。プロの世界では、TOEICⓇスコア満点、英検1級合格程度のレベルでは足りません。そのレベルをクリアしたうえで、さらに自分の言語運用能力を極限にまで高めようとする姿勢があるかどうか、そして日々それを実践しているかどうか。授業の中ではこういった点にも着目していますので、自ら考え実行するという通訳者としての能力やスキルを一緒に磨いていきましょう。
また、皆さんが学んだことを現場で生かせるように、インタースクールの授業で使う教材については最新の通訳市場動向を反映する形でジャンルやトピックを選んでいます。毎回の授業も通訳案件の現場と同じと捉えて臨んでいただきたいですね。
平井 聖一
インタースクール
エグゼクティブコーディネーター
インターグループ 専属通訳者
同志社大学卒。語学力を活かし、大手新聞社にてジャーナリストとして活躍後、クイーンズランド大学大学院で通訳を学ぶ。帰国後にフリーランス通訳者を経て、インターグループの専属通訳者に。30年近くにわたり現役として活躍する傍ら、インタースクールでは後進の育成にもあたり、才能を見出した多くの通訳者を国際舞台へ送り出している。